国の新型インフルエンザ対策:カテゴリー
新型インフルエンザの治療には
新型インフルエンザの治療には抗インフルエンザ薬「タミフル」や「リレンザ」が有効とされています。
特効薬ではありませんが、ウイルスの増殖を防ぐ薬であるため、発症後なるべく早く服用することが大事です。
タミフルとは
タミフルはインフルエンザの予防・治療薬で、体の中のウイルスが増殖するのを防ぎます。
タミフルはインフルエンザ発症後なるべく早く使用するほど効果が高く、48時間以内に服用を始めないと効果が低くなります。
タミフルの備蓄は日本では2008年8月の地点で2800万人分(国民の22%分)が備蓄されていますが、これは他の先進国に比べて少なく増加が求められています。
リレンザとは
リレンザは専用の吸入器を必要とする薬で、タミフルと同様にインフルエンザウイルスの増殖を防ぎます。
下痢を起こしている場合やウイルスがタミフルに耐性を持つなど、タミフルの効果が期待できない場合にはリレンザを使用することになります。
2008年の現在において、135万人分が備蓄されています。
タミフルの服用と異常行動
タミフルの服用と異常行動の因果関係は確認されていませんが、新型インフルエンザは重症化する可能性が高く(子供は特に重症化する可能性が高い)、タミフルの服用によって重症化を抑える必要があります。
WHOでも各国にタミフルの備蓄を勧めています。
新型インフルエンザそのもののワクチンは?
新型インフルエンザそのものに効くワクチンは「パンデミックワクチン」と呼び、新型インフルエンザ発生後にそのウイルスで製造するワクチンです。
厚生労働省は国民全員にこのパンデミックワクチンを接種する計画です。しかし、現在の製造方法では、国民全員分を製造するのに1年半かかるため、大流行の際には間に合わないことも予想されます。
そのため、半年以内で製造できるような新しいワクチンの開発が急がれています。
しかし、新型インフルエンザが大流行した時のパンデミックワクチンがいったい何人に供給されるのか、具体的製造計画や準備など公表されておらず、日本は他の諸外国に比べて新型インフルエンザに対しての対策が遅れているという専門家の声が多くあがっているのが事実です。
国ですすめられている新型インフルエンザ対策
新型インフルエンザを予防するにはワクチンの接種が最も効果的とされています。
国では発生する新型インフルエンザのタイプを予想して作った「プレパンデミックワクチン」の備蓄を進めています。
プレパンデミックワクチンは新型そのもののワクチンではありませんが、重症化を抑える効果が期待されています。
政府は2008年度、医師ら6400人にこのプレパンデミックワクチンを事前接種し、効果や副作用を調べる予定になっています。
その結果次第では、2009年度に警察や社会インフラ関係者ら1000万人に対象を広げて、一般国民がプレパンデミックワクチンを接種できるようにすることも検討されています。
新型インフルエンザの発生前から国民の7割がこのワクチンで免疫を持てば、その国では流行は起こりにくくなるとされています。
予想外の新型インフルエンザが出現して効かないかもしれませんが、何もしないよりはいいという考え方です。

